熊本県立大学 髙橋 浩伸2020年7月8日建築美建築美論 - 近代 Ⅷ-近代建築の四大巨匠の最後のひとり、フランク・ロイド・ライト( Frank Lloyd Wright 、1867-1959) の建築論で注目すべきは 、『 有機的建築( Organic architecture 、1939 』 であろう。 この有機的建築は、...
熊本県立大学 髙橋 浩伸2020年7月7日建築美建築美論 - 近代 Ⅶ-近代建築の四大巨匠に名を連ね 、近代建築において最も影響を与えたと言っていい人物が、 ル・コルビュジエ( Le Corbusier 、本名:シャルル=エドゥアール・ジャヌレ・ グリ(Charles Édouard Jeanneret Gris)、1887-1965)...
熊本県立大学 髙橋 浩伸2020年6月30日建築美建築美論 - 近代 Ⅵ-時間を少し巻き戻すが、第一世界大戦は、とりわけ、ドイツの芸術教育に 危機 をもたらした。 戦前のドイツにおいて、美術と美術工芸のアカデミーは見事に機能していた。戦後は、変わり果てた政治体制と壊滅的な経済状況の中、 1919 年 にバウハウス(Bauhaus)が設立される。...
熊本県立大学 髙橋 浩伸2020年6月28日建築美建築美論 - 近代 Ⅴ-20 世紀初頭のヨーロッパは、国によって思想や考え方が異なり、多様な建築論が混在していた 。 1914年から1918年まで、計25か国が参加してヨーロッパを主戦場として戦われた戦争(第一次世界大戦)の余波のため、1920...
熊本県立大学 髙橋 浩伸2020年6月26日建築美建築美論 - 近代 Ⅳ-さて 建築を学ぶ者にとっては意外かもしれないが、19世紀 になって 、建築の分野において「空間(スペース)」という概念が発見される。 ここでの「空間」とは、我々人間が、持っている全ての感覚を通して感じる世界と言える。一般的に建築で表現される「空間」は、事物の属性を表わさない...
熊本県立大学 髙橋 浩伸2020年6月23日建築美建築美論 - 近代 Ⅲ-さてここからは、 これらの近代における様式や芸術運動のバックグランドとなった 建築論(建築美論)の変遷を見て いきたい 。 近代における建築で象徴的な思想が機能主義である。こ の 機能主義自体、 19世紀に生れた科学方法論の1つである。...
熊本県立大学 髙橋 浩伸2020年6月22日建築美建築美論 - 近代 Ⅱ-ここでは、産業革命以降の近代建築において起こった、西洋(欧米)の芸術運動を見ていきたい。 なぜならこれらの芸術運動が建築に及ぼした影響は非常に大きい。 また蛇足ながら、 これまで、ヨーロッパ中心に語られてきた建築史は、 近代になってようやくアメリカの建築が建築史に登場し、西...