熊本県立大学 髙橋 浩伸2022年5月11日美学真=善=美『日本人の誇り:藤原正彦』に次のような文章がある。 この世のあらゆる事象において、政治、経済から自然科学、人文科学、社会科学まで、真髄とはすべて美しいのだと私は思っています。何故だかよく分りませんが、私の経験では常にそうなのです。万物の創造主である神がそのように宇宙を作り給...
熊本県立大学 髙橋 浩伸2020年7月21日美学美学における美へのアプローチ - 近世「真理=美」-この近世での特徴は、〈感覚〉 に関する考察が始まることである 。 まず、14世紀頃から文芸・絵画の分野で〈ルネサンス:Renaissance(再生)〉が興こる 。 この文芸復興の思想的基礎をなしたものは、〈人文主義:ヒューマニズム(Humanism)〉と呼ばれ、この人文主義...
熊本県立大学 髙橋 浩伸2020年7月20日美学美学における美へのアプローチ - 中世「神=美」-古代から中世までの 様々 な美の理論は、〈 醜 〉を〈 美 〉のアンチテーゼと見なしてい た。 醜は美の基盤である比例の規則に反する不調和、あるいはある存在が生来備えているべきものを取り除かれた不足と見なされていた※11)。...
熊本県立大学 髙橋 浩伸2020年7月19日美学美学における美へのアプローチ - 古代「善=美」-一般的には美に関する学問として、「美学」があり、その起源 はプラトン にまで遡る。 古代ギリシアの哲学者であるプラトンは、ソクラテス(Socrates 、 B. C. 470-399 )の弟子にして、アリストテレス(Aristotelēs 、 B. C....