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「眼」より先に「手」が肥えることはない。



良し悪しを見抜く「眼」を持たなければ、作品を生み出す「手」の成長は望めない。

表現者の間でよく言われる言葉。これはあらゆる分野に共通するとされる。

すなわち良し悪しを見抜く「眼」を持たなければ、永遠にその上には行けない。

「眼」の良い者の上達速度はそうでない者のそれを遥かに凌駕する。



良し悪しを見抜く「眼」を持たなければ、表現者たり得ないのか。



「眼」を養うためのステップも古くから知られている。

「守・破・離」「真・行・草」など、伝わるが結局は下記の工程を踏む


1.        本物(一流)を「見る・学ぶ」

2.        本物(一流)を「真似る」

3.        本物(一流)を「超え」独自の新しいものを生み出す


当然ながら、「見る・学ぶ」「真似る」を行えば、誰でも「眼」が養われるわけもなく、そこには、一流(本物)との違いを常にチェックし、その違いの原因を見い出すための客観的視点と、その先に軌道修正して何度も何度も取り込む継続力と実行する行動力が必要である。


「見えるものしか見ない者」と「見えないものを見ようと努力する者」の違いを「資質」と呼べるかもしれない。

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